【阪神JF】リスグラシュー納得の動き 矢作師「1秒遅いがこれでいい」

 「阪神JF・G1」(11日、阪神)

 勢いは止まらない。未勝利-アルテミスSと連勝中のリスグラシューは7日、坂井(レースは戸崎圭)を背に栗東坂路で単走追い。後半の時間帯に追い切られ、ほぼ馬なりで4F55秒2-39秒5-12秒3をマークした。動きを見守った矢作師は「(4F)54秒台の指示だから1秒遅いけど、これでいい。朝イチなら54秒台だろうからね。いい動きだし、良かったと思う」と満足げに話した。

 小柄な牝馬。中間は体を減らさないように気遣ってきた。指揮官は「阪神なら輸送で体も減らない。完成度が高くて、デビューからそれほど変わらない。成長は正直ないけど、順調に来ているからそれでいい」と納得の様子だ。

 デビュー戦こそ2着に敗れたが、使った上がりはメンバー最速タイ。2戦目の未勝利戦をレコード勝ちすると、前走は外枠も問題にせず重賞勝ちした。「(前走騎乗した)ユタカに“右に行くと思う”と言ったら、レース後“どっちにも行きます”って。右へ左へとフラフラするけどね。それでも、速い脚を使っている」。課題がある分、伸びしろも残す。粗削りながら自慢の瞬発力で結果を出したいところだ。

 「あとはいい馬場でやりたい。パワーはないから」。望むのは良馬場。大舞台でも極上の切れを発揮する。

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