【凱旋門賞】ファウンドがVで同厩舎1~3着 マカヒキは惨敗

 「凱旋門賞・仏G1」(2日、仏シャンティイ)

 世界の壁は高く、そして分厚かった。日本の期待を一身に背負って挑んだマカヒキだったが、その悲願が実ることはなかった。ともに覇権を競ったライバルたちは、はるか前方にいた。父ディープインパクト(06年3位入線後失格)と描いた親子2代の夢。その希望の光には、遠く手が届かなかった。

 レースは6番手集団の外を追走。目の前には一番の強敵ポストポンドがいる。向かえた最後の直線。必死にルメール騎手が追うが、全く伸びない。1着のファウンドがゴールを駆け抜けた姿ははるか前だった。

 1着は3番人気の愛国馬ファウンド、2着は9番人気愛国ハイランドリール、3着は8番人気オーダーオブセントジョージ。1~3着は全て同じA・オブライエン厩舎の馬だった。

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