【ローズS】樫女王シンハライトが差し切りV 桜女王ジュエラーは惨敗

ローズSを制したシンハライトと関係者ら=阪神競馬場(撮影・石湯恒介)
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 「ローズS・G2」(18日、阪神)

 何とか届いた形の辛勝。だが、直線で一気に追い上げた脚は、さすがオークス馬と思わせるものだった。単勝1・6倍の断然人気を集めたシンハライトが、ゴール寸前で粘り込みを図る伏兵クロコスミアをギリギリ、鼻差だけとらえてV。秋華賞(10月16日・京都)へ向けて、好発進を決めた。

 池添謙一騎手は「ギリギリでしたね」と苦笑い。「馬を信じていた。エンジンがかかってからはいい脚。坂を上ってからはかわせるかなと思った。ホッとしている。ひと夏を超えて馬体重も(前走比14キロ増)と増えていたし、いい形で本番へ向かえる」とうなずいた。

 一方、骨折明けとなった桜花賞馬ジュエラーはハイペースの好位を追走したが、直線は伸びを欠き11着。両G1馬が明暗を分ける形となった。

 11番人気で2着のクロコスミア、6番人気で3着のカイザーバルまでが、秋華賞の優先出走権を確保している。

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