【イーシャー（英国）共同】日本中央競馬会（ＪＲＡ）で３月にデビューした藤田菜七子は１９日、英国のサンダウンパーク競馬場で行われた女性騎手招待レース、レディース・ワールド・チャンピオンシップ第１３戦に出場予定だったがパドックで騎乗馬に振り落とされ、レースに参加しなかった。「素晴らしい競馬場で、レースに乗りたかった。悔しかった」と涙をこらえ切れなかった。

　藤田は８歳のセン馬アルティメットフォースに騎乗を予定していたが、パドックでまたがった直後に落馬。暴れて倒れた馬が藤田の上に乗り、立ち上がる際に後ろ脚が背中をかすめた。馬は競走除外となった。