【クイーンS】チェッキーノ順調 良血2歳馬に併走遅れも…問題なし

 「クイーンS・G3」(31日、札幌)

 態勢は整った。オークス2着馬チェッキーノは28日、札幌芝で最終リハ。結果的に良血2歳馬の後じんを拝す形になったものの、決してムキにならず、落ち着いた姿には著しい成長度がうかがえた。大目標である秋華賞(10月16日・京都)を見据え、まずはここで古馬撃破といきたい。

 オークス2着馬チェッキーノは、1週前追い切りに続いて、今週デビューする良血馬ソウルスターリングと札幌芝で併せ馬。柴山(レースは戸崎圭)を背に、自らが誘導するような形でスタート。軽快なフットワークで直線に向かったが、外を回った僚馬の切れ味が上回り、0秒2先着を許してしまった。

 タイムは6F83秒4-37秒2-11秒9。柴山は「あっさりかわされちゃいましたね」と苦笑いだ。オークス2着馬が、デビュー前の2歳馬にやられてしまう…首をひねるしかなかった。

 だが、そんな不安をすぐさま打ち消したのが藤沢和師だ。「相手は2歳だから、指示されればまだ一生懸命に走っちゃう。(チェッキーノは)オークスを使った後とは思えないほどに状態は良さそうだし、うまく走っていた。すこぶる順調です」。馬のリズムを重視した調教内容。外から来られてもムキにならず、最後までマイペースを貫けた動きを高く評価していた。

 首差で涙をのんだオークスを経て、目標はきっちりと定まった。「春(桜花賞)は行かなかったけど、秋は西(秋華賞)の方に行かないとね。そのためにも、ここは頑張ってもらわないと。小回りも大丈夫だよ」と指揮官。春の雪辱へ、まずは歴戦の古馬を撃破して世代の頂点を目指す。

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