【中京記念】ダッシングブレイズ11秒9!文句なしの切れ味

 「中京記念・G3」(24日、中京)

 重賞初勝利を狙うダッシングブレイズは20日、栗東CWで単走。6Fから追われ、最後までしっかり伸びた。5月の京王杯SC以来だが、時計は6F82秒4-37秒9-11秒9と文句なし。ゴール前の切れが光った。

 「先週、併せ馬で追っていますから、単走で十分でしょう。予定通り。先週も騎乗した助手が“今週の方が良かった”と言っていました。馬体重もそれほど変化はありませんし、これで態勢は整いました」と吉村師は笑顔で愛馬を見つめる。

 3走前の東京新聞杯では1番人気に支持されたが内ラチにぶつかるアクシデントで鞍上の浜中が落馬、競走中止を余儀なくされた。その後もダービー卿CT6着、京王杯SC4着と、勝ち切れないレースが続く。

 「前走はあえて1400メートルを使ってみましたが、それがいい経験になってくれればと思っています。中京コースは脚質的に間違いなく合っていますし、いつ重賞を勝ってもおかしくない能力の持ち主ですよ」とこの一戦にかける指揮官の思いは熱い。

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