菜七子JRA2勝目 3週間ぶり勝利

 憧れの府中でJRA2勝目を挙げた。藤田菜七子騎手(18)=美浦・根本=が30日、東京8Rの4番人気リンガスヴィグラスで豪快な追い込みを決めて快勝。重賞並みの大歓声が巻き起こる中での勝利に、「スタートはあまり良くなかったけど、(直線の長い)東京ですし、後ろからゆったり行こうと思いました。初めて東京で勝てて本当にうれしいです」と顔を紅潮させながら喜んだ。同馬を管理する高橋祥師が「こちらの指示通り乗ってくれました」と称賛する好騎乗だった。

 「先週は(落馬で)たくさんの方にご迷惑をかけて、申し訳ないと思っていました」。4月10日福島9Rでの初V以来、3週間ぶりにJRA勝利を手にしたことで気持ちは楽になっただろう。

 5月1日は初参戦の新潟で5鞍に騎乗する。注目は直線芝1000メートルが舞台の7Rトゥルーストーリー。「“千直”はテレビで見ていて“すごい”と思っていました。初めてですが頑張りたいです」と瞳を輝かせた。

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