「高松宮記念・Ｇ１」（２７日、中京）

　１番人気に推されたビッグアーサーが、直線で力強い伸びを見せてＶ。管理する藤岡師はうれしい中央Ｇ１初勝利となった。

　管理馬で挑戦すること、のべ４３頭目での栄冠。開業１５年目の藤岡師は、サウンズオブアースで菊花賞、有馬記念と銀メダルに泣くなどＪＲＡ・Ｇ１で２着３回と、これまで無念さを嫌というほど味わってきた。

　「長かったですね。いろいろ悩むところもありましたから素直にうれしい。出来には自信があったし、不利がなければと思っていました」と胸を張る。「今後は１２００メートルに特化して使うつもり。斤量との相談になりますが、サマーシリーズも考えて、秋はスプリンターズＳ（１０月２日・中山）へ」と、春秋スプリントＧ１制覇を目標に掲げた。