【日経賞】アクター八分でも大丈夫

 「日経賞・G2」(26日、中山)

 昨年の有馬記念の覇者ゴールドアクターが今季初戦を迎える。23日の最終追い切りは主戦の吉田隼を背に美浦Wで3頭併せ。意欲的に追われ、力強いフットワークを繰り出した。始動戦で存在感を示し、天皇賞・春(5月1日・京都)へ弾みをつける。同2着のサウンズオブアースは栗東CWで併せ馬。軽快な動きを披露し、仕上がりの良さをアピールした。

 3頭併せのど真ん中で、ゴールドアクターが力強い末脚を披露。今季始動戦へ臨戦態勢を整えた。

 美浦Wの最終リハ。ベストドリーム(5歳1000万下)を8馬身、マジックタイム(5歳オープン)を3馬身追走する格好で発進。徐々に差を詰め、直線は2頭の真ん中へ。ラスト1Fで力いっぱいに追いだされると、外のベストドリームが脱落。最後は内のマジックタイムと併入した。

 5F65秒1-37秒2-12秒0のタイムに、手綱を取った吉田隼は「先週の時計が遅かったから今週は少しやりたかった。最後にうまく負荷がかけられましたね」とうなずく。それでも「追いだしてからモタモタしていたし、まだ直線での反応がグッとこない」と完全には納得していないようだ。

 グランプリホースだけに求めるものが大きいのだろう。「有馬記念の時が最高だったからそう思うのかもしれないですね」とした上で「正直、八分といったところ。でも、この後もありますからね。先週よりもしっかりしてきたし、これだけ動けば大丈夫」と自らに言い聞かせるように話した。

 今春は天皇賞で2つ目のビッグタイトルを目指す。「次に向けて、グランプリホースとして恥ずかしくない競馬をしたい」と主戦は力を込めた。

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