【中山記念】イスラ吉兆!完全復活だ

 「中山記念・G2」(28日、中山)

 豪華メンバーがそろった伝統の一戦で、3世代の皐月賞馬が激突する。注目度No.1はもちろん、骨折休養明けとなる昨年の2冠馬ドゥラメンテだが、14年覇者イスラボニータに13年Vのロゴタイプの年長馬陣営も意気込み満点。特にイスラは“吉兆データ”もあり、完全復活のゴールを射抜く構えだ。

 グレード制導入後の84年以降、3世代の皐月賞馬が対決した例は過去に2度あるが、いずれも3頭の中間にあたる世代の馬(01年天皇賞・秋テイエムオペラオー、06年有馬記念ディープインパクト)が優勝している。今回、それに当てはまるのがイスラボニータ。復権を狙う2年前の皐月賞馬にとっては心強いデータだ。

 「今年はいいスタートを切りたいね」。蛯名と栗田博師が口をそろえるのには理由がある。15年もこのレースを年明け初戦に選び5着に敗れた。その後の春シーズンは脚部不安で休養。結果的に昨年は4戦未勝利に終わった。

 決め脚を生かしたい。前走のマイルCSは3着だったが、計時した上がり3Fは自己ベストとなる33秒0。主戦は「立ち回りがうまいから、これまでは前に行っていただけ。ためればためただけ脚を使ってくれる」と瞬発力を再評価。決め手比べではライバルたちに引けを取らない。

 今後はクイーンエリザベスS・豪G1(4月9日・ロイヤルランドウィック)への出走も視野に入れている。まずは3世代の皐月賞馬対決を制し、今季初戦を最高の形でクリアしてみせる。

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