【デイリー杯2歳S】シュウジ豪快デモ

 「デイリー杯2歳S・G2」(14日、京都)

 無傷の3連勝で小倉2歳SをV。完成度の高さで世代をリードするシュウジだが、その後の成長力も目を見張るものがある。かなりの“大物”かもしれない。

 そう思わせたのは、栗東坂路で行われた1週前追い切り。併せ馬で4F51秒7-37秒0-12秒3の好時計を記録し、ゴールでは5馬身先着。圧巻の動きに、騎乗した岩田は驚きを隠しきれなかった。「あれだけの加速を感じたのは久しぶり。行き出すときの速さが尋常じゃない。(ロード)カナロア以来かな。それぐらいの馬ですよ」。13年の年度代表馬に輝いた“戦友”の名を引き合いに出し、非凡な能力を伝えた。

 血統や体型から短距離色が強いが、中京2歳Sでマイルを克服している点は心強い。「折り合いに心配がないのでどこからでもレースができる。1週前にそれを確認できた。自信を持って臨めます」。名手をうならせた大器が、G2の舞台でさらなる進化を遂げる。

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