【紫苑S】ミラーグロ差し切りG1切符
「紫苑S」(12日、中山)
単勝オッズ10倍以下の馬が7頭もいるという大混戦を、鮮やかな末脚で断ち切った。直線でいったん抜け出した2着馬をきっちりとらえて、単勝12・7倍の8番人気クインズミラーグロがV。中団からメンバー最速タイの上がり3F34秒5を記録し、春はかなわなかったG1への参戦チケットをつかみ獲った。
「夏に2走して調子は上向いていたが、ここはメンバーが強いからどうかなと思っていた。あんなに切れるとは」と和田道師は、その決め脚の鋭さに驚きの表情。吉田豊は「本番の権利が獲れて良かったです」と気持ち良さそうに汗を拭うと、「もともと期待していた馬で、力をつけましたね」とうなずいた。
次走はもちろん秋華賞(10月18日・京都)だ。今回は出走馬18頭中、オープン馬が1頭とメンバーレベルは高くなかっただけに、指揮官は「もう1段階、力がついてくれれば」と冷静なジャッジ。ただ、父は3歳の夏を境に急激に力をつけ、01年菊花賞を制したマンハッタンカフェだ。娘も鋭角な成長曲線を背景に、淀の大一番でアッと言わせたい。
