「札幌記念・Ｇ２」（２３日、札幌）

　昨秋の菊花賞Ｖ以来となった宝塚記念で、４着に奮闘したトーホウジャッカルが、北の大地で重賞２勝目を狙う。１週前リハは酒井が駆けつけ、札幌ダートで併せ馬。僚馬に１馬身先着を決め、鞍上も「１週前としてはいい時計。しまいもしっかりとしていた」と評価する。秋の大舞台に弾みをつけるためにも、新たなタイトル獲得といきたい。

　昨秋のエリザベス女王杯覇者ラキシスも函館に入厩し、調整は順調。前走の宝塚記念こそ８着に終わったが、２走前の大阪杯ではダービー馬キズナを撃破した。辻野助手が「何度も男馬と戦ってきていますから」と話す通り、気後れはない。名手・ルメールを背に、重賞３勝目を狙う。

　函館記念を制したダービーフィズ、エプソムＣ３着のディサイファの小島太厩舎２頭も、虎視たんたんと勝機をうかがう。天皇賞・春４着以来となるラストインパクトも、丹念に乗り込まれて仕上がりは良好だ。