ゴールドシップ有馬記念出走後に引退

 G1・6勝馬ゴールドシップ(牡6歳、栗東・須貝)が有馬記念(12月27日・中山)を最後に現役を引退し、来年に種牡馬入りすることが2日、分かった。

 総額約10億円(70株)のシンジケートが組まれ、北海道新冠町のビッグレッドファームで繁養される予定。同ファームの岡田紘和氏が札幌競馬場で取材に応じ「5年間はリースで(小林英一)オーナーから種付け権を借りる形に。その後はウチで預かる予定です。繁殖に力を入れて頑張りたい。力を合わせて成功できれば」と話し、2月に大動脈破裂のため21歳で急死したステイゴールドの後継種牡馬として大きな期待を寄せた。

 同馬は史上初のJRA同一G1・3連覇を目指した宝塚記念で大きく出遅れ、15着に敗退。現在は滋賀県の吉澤ステーブルWESTで放牧中だ。復帰戦は未定だが、次戦までに発走調教再審査を受ける必要がある。

 年内引退が決まったことについて、管理する須貝師は「決定した以上、残り少ないレースを無事に走らせたい。どのレースに使うかは馬の状態を見てからになるが、勇姿を見てもらうために、一生懸命努力していきたい」とコメント。決意を新たに、秋のG1シリーズを見据える。

 宝塚記念のファン投票で2年連続“トップ当選”を果たすなど、絶大な人気を誇る同馬は現在、JRA・G1を6勝。あと1勝で最多7勝のシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカに並ぶ。残されたレースで幾多の名馬の記録を破り、種牡馬として箔(はく)を付けたいところだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス