87年世界選手権ケイリンV本田引退へ

 世界選手権で日本人唯一ケイリン(1987年)で優勝した本田晴美(51)=岡山・51期・A3=が、6月いっぱいで選手登録を抹消することになった。20日、前検入りした豊橋で「(競輪学校で)在校71位の落ちこぼれが、S級1班までいって、世界でもやれたのはいい思い出」と笑顔を見せつつ、G1は98年のオールスター(一宮)で決勝戦2着が最高の成績だけに「特別競輪を勝てなかったのは正直、悔いが残る」と、32年間の選手生活を振り返った。

 今回の豊橋(23日まで)を走り終えると高松(6月3~5日)、富山(12~14日)と転戦し、地元の玉野(25~27日)が走り納め。「あと4場所、頑張るよ。もっと地元から、若くていい選手が出てきてほしい」と後輩にエールを送った。ラストランとなる6月27日には、玉野でセレモニーが行われる。

 ◆本田晴美(ほんだ・はるみ)1963年11月12日生まれ。51歳。日本競輪学校51期生。在校成績は71位。83年4月に名古屋でデビュー。新人リーグで優勝はなかったが、A級昇格後の同年9月の豊橋で初優勝を飾る。84年2月の甲子園でS級初優勝、同年10月の京王閣で記念初優勝。通算優勝回数は54(S級で48。うち記念26)。KEIRINグランプリに5回出場。GP、G1、G2で優勝はないが、87年の世界選手権(オーストリア・ウィーン)ではケイリンで金メダルを獲得している。通算1着回数は519(2810走)、獲得賞金額は9億9545万55円(20日現在)。

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