「皐月賞・Ｇ１」（１９日、中山）

　今回のテーマは“ディープ産駒はなぜ皐月賞を勝てないのか”。１０年夏の産駒デビュー以降、次々とビッグレースを制しているディープインパクト産駒だが、このレースは１２年ワールドエースの２着が最高となっている。

　では、今年参戦するディープ産駒はどうなのか。登録段階では４頭いたが、アンビシャス、シャイニングレイが回避、２歳王者ダノンプラチナ、３戦２勝のリアルスティールの２頭となった。

　関係者からは「今年の２頭なら、ジンクスは崩れるのでは」（関西助手）という意見が聞かれたが、特にリアルスティールはチャンスが大きいという声が相次いだ。

　まずは「ジョッキーがトライアルの乗り方をしていた」（関西厩務員）、「本番を意識して仕掛けどころを測っていた」（関西調教師）、「今度はある程度の位置から踏んで行くと思うし、差し切れるのでは」（関西助手）など、２着で初黒星を喫したスプリングＳの走りが本番につながるという意見。そして、「能力の違いでねじ伏せるのでは」（関西助手）、「あの馬は本当に強い。あっさり突き抜けても」（関西助手）と力自体が一枚上と感じている関係者も多かった。