【大阪杯】キズナ“最強”改めて誇示だ

 「大阪杯・G2」(4月5日、阪神)

 ひと叩きして、本領発揮へ。今年の始動戦となった京都記念では3着に敗れたキズナだが、骨折明けで9カ月半ぶり、馬体が22キロ増だったことを考えれば十分に評価できるレースだった。わずかに届かなかったが、上がり3Fはメンバー断トツの33秒3。究極の上がりを使ったあたりに、らしさが見られた。

 「前走はおっかなびっくりだったから、無事であればという気持ちだった。それに比べて今回は気は使わなくていい。体はそんなに減ってはいないけど、シルエットなんかはきれいになっているよ」。佐々木師は上積みの大きさを口にする。

 25日の1週前追い切りでは武豊が前走後初めて騎乗。ラストは鋭い動きを見せて「レース前の追い切りとしては、前回より反応は良くなっている。1回使った感じはするね」と好感触をつかんだ。

 昨年のこのレースではエピファネイアとの一騎打ちムードだったが、今回は昨年以上にG1馬がズラリ。キズナを含めて大挙7頭が出走を予定している。

 「G1馬7頭でしょう?楽しみだね。盛り上がるでしょうから」と主戦が期待感を表せば、トレーナーも「面白くていいじゃない」と歓迎の姿勢。相手はそろっても、主役の座は渡さない。現役最強を示すためにも強豪全てを丸のみして、連覇を飾ってみせる。

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