【阪神大賞典】ゴールド3連覇へ躍動

 「阪神大賞典・G2」(22日、阪神)

 レース史上初の3連覇&史上7頭目の重賞V10に向けて、ゴールドシップが18日、栗東坂路で躍動。パートナーを力強くぶっちぎって仕上がりの良さをアピールした。中山金杯、京都記念と重賞連勝中のラブリーデイも好調をキープ。なお、出走予定だった昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルは、追い切り時に右前脚の爪を打撲。無念の回避となった。

 メンバー唯一のG1ホースとなったゴールドシップが、栗東坂路で快活な動きを見せた。13、14年の覇者は岩田を背に、サージェントバッジ(3歳500万下)と併せ馬。序盤は1馬身ほど後ろに控えながら、ラスト1F手前で並びかけ、うなりを上げて猛加速。パートナーを3馬身ぶっちぎった動きに、2週続けてまたがった岩田は「先週と比べて反応がいい」と納得の表情を浮かべた。

 見届けた須貝師は「いいね。よしよし」と膝を打って合格点を与える。タイムは4F54秒6-39秒7-12秒4と、この馬にしては平凡だったが、「時計を出すつもりはなかったので、下級条件の馬と併せた。しまいはすごい迫力。(フォームが)低かったし、いいときの姿だね」と好仕上がりに胸を張った。

 もう負けは許されない。確実に勝ちにいった前走のAJCCはまさかの7着。「行ったり引っ張ったり、中途半端なレースに。気分屋なところも出てしまった」と師はかぶりを振る。レース史上初の3連覇に加え、史上7頭目の重賞V10も懸かる一戦に「出るからにはいいレースを。岩田君と息を合わせて頑張ってほしい」とトレーナーは期待を寄せた。自身が最も得意とする舞台でうっぷんを晴らしたいところだ。

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