【中山記念】イスラ千八なら大丈夫

 「中山記念・G2」(3月1日、中山)

 昨年の最優秀3歳牡馬に輝いたイスラボニータが、中山記念で今年初戦を迎える。前走(ジャパンC=9着)後、いったん宮城県の山元トレセンに放牧に出されたが、先月15日に帰厩。この1戦を目標に乗り込まれ仕上がりは万全。春の古馬G1戦線の主役の座を狙う。

 1週前追い切りは18日。美浦Wで5F67秒9-3F39秒6-12秒4をマークした。終始気合を前面に出して、最後までしっかりした脚色だった。

 「1週前としては上々。追ってからの反応も良かった。落ち着いているのは何より。順調に乗り込んでいるし、いい状態で出走できそうだ」と栗田博師は好仕上がりに胸を張った。

 デビュー以来、皐月賞制覇を含む10戦6勝。勝てなかったとはいえ、ダービー2着、天皇賞・秋3着の実績を誇る。今後は順調なら大阪杯(4月5日・阪神)を使って、春の大目標に置いている安田記念(6月7日・東京)に向かう。

 「前走はこの馬に距離が長かったようだね。今回の1800メートルなら大丈夫。あとはこの馬の競馬ができれば」と指揮官は自信たっぷりに言い切った。

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