【東海S】インカン今度こそ雪辱果たす

 「東海S・G2」(25日、中京)

 インカンテーションは全7勝中、5勝が左回りのダート1800メートル。今回の舞台でも2勝を挙げており、条件面は申し分ない。前走のチャンピオンズCはスムーズさを欠き10着に敗れたが、中間も体調はしっかりとキープできている。ベストの舞台に再度投入-。即座に逆襲へと転じて、1着馬に与えられるフェブラリーS(2月22日・東京)への優先出走権を獲得したい。

 3連勝中の勢いをぶつけたかった、前走のチャンピオンズC。だがインカンテーションは、大切な最初のコーナーでリズムを崩してしまう。1角の入りでごちゃついてポジションを下げ、外枠ということもあり外を回る形に。こうなると精神的なプレッシャーも大きくなる。力の接近したG1の舞台。局面を打開するのは、たやすいことではなかった。

 結局、0秒8差(10着)まで追い上げるのがやっと。「前走はスムーズさを欠いてしまいました。それに、ペースを考えると厳しい位置取りになってしまったのも響いたと思います」。想定していた組み立てとは違ってしまった、と羽月師は振り返る。枠順が隣だったコパノリッキー(12着)をマークする作戦を考えていたところ、目標に定めていたライバルが出負け。後方からの競馬になったのは大きな誤算だった。

 全てを出し切ったわけではない。再度、前回と同じ舞台へ投入。今度こそ…という意識は強い。「短期放牧を挟んで年末に帰厩しましたが、ここまでしっかりと乗り込んできました。中京は走らないということはありませんから、改めて期待したいですね」。全7勝中、5勝を挙げる左回りのダート1800メートルはベスト。だからこそここで真価を問いたいと、トレーナーは意気込んでいる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス