「新馬戦」（７日、阪神）

　良血馬の登場だ。７日阪神５Ｒ（芝１６００メートル）で初陣を迎えるパラダイスリッジ（牝、栗東）は、池江厩舎期待のディープインパクト産駒。今春のＰＯＧ取材で、師が「牝馬ではコレ。桜花賞を目指したい」とほれ込んでいた逸材だ。

　全兄のボレアス（１１年レパードＳ）とカミノタサハラ（１３年弥生賞）が重賞を制覇。僚馬のマウントシャスタはまだ重賞に手が届いていないが、３歳時には宝塚記念に挑戦して５着に健闘している。１歳上のベルキャニオンも、今年のプリンシパルＳを制して日本ダービー（８着）に駒を進めた。

　１週前追い切りは、栗東ＣＷでタップザット（２歳オープン）を相手に併入。順調な仕上がりに、兼武助手は「出はゆっくりな方ですが、スピードに乗ると伸びやかな走りをしますね。追うごとに良くなっているし、芝の実戦に行って良さそう」とＶへの手応えを感じている。来春を見据え、桜と同じ舞台で好発進を決める。