【JC】フェノーメノ 汚名返上へ上昇

 「ジャパンC・G1」(30日、東京)

 秋初戦で14着と大敗を喫したフェノーメノは26日、美浦Wで活気十分の走り。汚名返上の大舞台へ向け、きっちりと態勢を整えた。

 美浦W。前日から降り続く雨のため、最後まで強く追われるシーンはなかったが、大きなフットワークで直線を駆け抜けると、ゴール板を過ぎてもしっかりと負荷をかけた。6F83秒9-40秒0-13秒0を計時し、「1週前に併せ馬でしっかり追っているから、きょうは単走でサラッと。時計以上に気持ちが入っていたし、集中して走っていた。休み明けを1回使って、確実に調子を上げているようだね」と戸田師は満足そうにうなずいた。

 前走の天皇賞・秋はデビュー以来初めての2桁着順(14着)を喫した。師は「状態は良かっただけに、敗因が分からない」と振り返る。3200メートルの天皇賞・春を連覇しているが、今回の舞台は3歳時に青葉賞を勝ち、ダービーで2着した実績がある。「条件は明らかに前走よりもいい。今回は大丈夫。この馬の能力を出し切れそうだ」と胸を張る。

 ルメールとのコンビ結成はかなわなかった(24日の京都12Rで落馬骨折)が、心強い相棒が戻ってきた。デビューから4戦続けて手綱を取った(2勝)岩田だ。「この馬のことを全て分かってくれているはず」と指揮官は全幅の信頼を寄せる。「前走は負け過ぎた感もあるが、展開が向かなかった2年前のジャパンCで5着。チャンスは十分にあると思っている」。前だけを見据えてVを狙う。

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