落馬から復帰の後藤、調教騎乗を開始

 4月27日の東京10Rで落馬し、第5、6頸椎棘突起(けいついきょくとっき)骨折のため戦列を離れていた後藤浩輝騎手(40)=美浦・フリー=が21日、美浦トレセンでの調教騎乗を開始した。

 この日は朝一番に伊藤正厩舎のシゲルスダチの厩舎周りの運動にまたがり、その後は国枝厩舎のエンドレスノットで坂路を1本。「(4F)68秒くらいかなと思って乗った。1秒違ったら引退しようと思っていたけど、68秒3でしたね」とユニークな“後藤節”で喜びを伝えた。

 注目の復帰デーに関しては明言を避けたが「1カ月くらいで乗り始めるイメージ」と展望を語る。「あしたは追い切りに騎乗する。馬をつくっていくという、プロとしての仕事をしていきたい」と気持ちを引き締めていた。

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