ダービーを制したワンアンドオンリー(牡3歳、栗東・橋口)は2日午前1時半に栗東に帰厩。激闘から一夜明け、馬房で元気な姿を見せた。カイバをペロリと平らげる様子に「変わらずですよ」と目を細めた甲斐助手。「先生(橋口師)の悲願ですから特別です。ドラマみたい」と歓喜の瞬間を笑顔で振り返った。
「完成されていないから(今後が)楽しみ」。秋の菊花賞、さらに来年の海外遠征に向けて期待を膨らませた。
ついに宿願が実った橋口師は「夢のようなダービー制覇の反響の大きさに驚き、改めて感激しています。これから実りの秋を迎えられるように、しっかり調整したいと思います」と決意を口にした。