【JCダート】アワーズ切れっ切れ

 「JCダート・G1」(12月1日、阪神)

 連覇へ向けて間に合った。ニホンピロアワーズは酒井を背に栗東DPへ。単走でしまい重点に追われ、6F76秒8‐36秒5‐10秒9と、ラスト1Fは切れに切れた。

 栗東CWで行われた1週前追い切りでは、荒れたウッドチップに脚を取られ、ゴール入線後にトモを滑らせた。それを考慮して、当週は走りやすいポリトラックへ。この選択が功を奏した。「いい動きをしていたよ。スムーズに、気分良く走っていたね。このひと追いで態勢は整ったと思う」。期待通りの動きに、大橋師は納得の表情を浮かべた。

 3週連続で騎乗した酒井も、内容に満足げ。「先週よりも断然いい。3週間で変化を見せてくれてホッとしました。ようやくこの馬らしい感触を得られた」。5カ月の休み明けでぶっつけ本番といえども、G1馬の底力はだてではない。「あとは気が入ってくれれば。気が入ったときは、去年みたいな強い競馬をするから」。昨年輝きを放った舞台で、鮮やかなロングシュートを決める。

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