【小倉記念】小倉の鬼エクス連覇へ執念
「小倉記念・G3」(4日、小倉)
5勝のコース実績を誇る“小倉の鬼”エクスペディションが31日、栗東坂路で攻められ、4F50秒6と堂々の一番時計。連覇達成へ最高の出来に仕上がっており、あとはパンパンの良馬場を祈るだけだ。
小倉の鬼が絶好調を伝えた。昨年の覇者エクスペディションは栗東坂路を単走で4F50秒6‐37秒7‐12秒9。開門直後の走りやすい馬場とはいえ、力強いフットワークでこの日の一番時計を記録した。12秒9‐12秒5‐12秒3‐12秒9と、1Fごとの全てのラップで13秒を切ったのはこの馬だけという優秀さだ。「ビシッと、という指示。昨年も当週にビシッとやって結果が出たから」と、またがった浜中は昨年の再現に力を込めた。
勝ち鞍6勝のうち5勝が小倉。そのうち4勝が夏の小倉で挙げたもの。気温の上昇に比例して体調もアップする。主戦は「冬場は硬くて時計が出ないけど、暑い時季の方が元気があるし一番いいと思う。鳴尾記念(前々走=2着)はモサモサしていましたから。1回、2回と使ってスッスと動けるようになっている」と手応えをつかむ。
動きを見守った石坂師も、満足顔を浮かべた。「きょうはしっかりとやるようにと言った。その通り上がってきたし、元気やね。夏はいいんやろうな」。七夕賞から小倉記念への臨戦過程は昨年と同じ。「前走の敗因は馬場。前日から雨が降って、下がジュクジュクしていた。良の発表でも馬場が悪かったんだ」。水分を含む芝に持ち味を殺されたことを説明する。
出来の良さに、秀でたコース実績。あとは良馬場を願うだけだ。「いい馬場でやれたら」と鞍上が連覇を誓えば、トレーナーも「良でやれたら楽しみ。時計勝負は大丈夫だから」と胸を張る。暑い夏、舞台は小倉。連覇を狙う“夏男”が逆襲の時を迎えた。
