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【ダービー】ゴールド2冠へ完璧仕上げ

 栗東坂路を力強く駆け上がったゴールドシップ(左)=撮影・保田叔久
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 栗東坂路を力強く駆け上がったゴールドシップ(左)=撮影・保田叔久

 「日本ダービー・G1」(27日、東京)

 完璧な仕上げで09年に生産された7572頭の頂点をつかむ。東西トレセンで23日に最終追い切りが行われ、ゴールドシップが栗東坂路での併せ馬で余裕たっぷりに先着。万全をアピールした。今年は2戦2勝と負け知らず。史上23頭目となる皐月賞、ダービーの春の牡馬クラシック2冠制覇へ、一点の曇りもない。なお、出走馬と枠順は24日に確定する。

 7572頭中1頭、皐月賞馬だけに与えられた2冠への挑戦。その資格を誇りに、ゴールドシップが栗東坂路で芦毛の馬体を弾ませた。同じくダービーに出走を予定するジャスタウェイ(3歳オープン)を相手に1馬身先行する形でスタートし、残り1Fで馬体を並べる。強めに追われたラストは余裕たっぷりに2馬身の先着を果たした。

 4F54秒2‐39秒6‐13秒0は特別速い数字ではない。ただ、仕掛けられたときの反応は上々。頂点君臨へ、万全の仕上げをアピールするには十分過ぎるものだった。須貝師からも笑みがこぼれる。「先週にある程度の時計を出しているし、息を整える程度で。いい調教だったし、思うような調整ができたと思う。何の問題もない」。1週前の16日には坂路で4F50秒4の1番時計をマークした。まさに順風満帆。何ひとつ不安はない。

 今年は2戦2勝。始動戦の共同通信杯で重賞初Vを決めると、皐月賞では3角から内の進路を選んで一気に突き抜けた。「強かったですね。内田ジョッキーには“道悪は下手じゃない。思いっきり楽しんでくれ”って指示したけど、楽しみ過ぎたような競馬だった」。外を回るライバルをあざ笑うかのような余裕のある勝ちっぷり。牡馬クラシック第1弾の快勝劇を満足そうに振り返る。

 確実な末脚がセールスポイントだ。デビューからの6戦全てでメンバー2位以内に入る上がりをマークしている。「見ている方はヒヤヒヤしているけど、最後はいい脚を使う。一生懸命に走る」と武器の信頼度の高さを強調。距離延長にも「平気だと思っているし、身体能力が高いので問題ない」と言い切った。父ステイゴールド、母の父メジロマックイーンの配合は、昨年の3冠馬オルフェーヴルと同じ。ダービー制覇をにらむ血統的な裏付けも十分にある。

 開業4年目を迎える厩舎にとって、初のダービーへの参戦。トレーナーも胸の高鳴りを抑えられない。「皐月賞は緊張しなかったけど、今回は緊張して胃が痛い。それだけ重いレースというのを体で感じている。せっかくいただいたチャンス。皐月賞馬として、恥ずかしくないレースをしてほしい」。史上23頭目の春の牡馬クラシック2冠獲りへ、その輝きは増すばかりだ。

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