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「NHKマイルC・G1」(6日、東京)
桜花賞を直前で回避したハナズゴール(牝3歳、美浦・加藤和)は慎重に状態を見極めた上で、出走にゴーサインを出した。騎手時代にシリウスシンボリでのダービー制覇などを経験した加藤和宏調教師(56)=美浦=は、調教師として初のG1参戦。桜回避の悔しい思いを府中の直線で爆発させる。
焦る気持ちもあっただろう。それでも慎重に状態を見極め、そして出走に踏み切った。桜花賞をレース週の木曜日に回避したハナズゴール。「あの時は馬主、調教師、厩務員、みんなガッカリした。よくここまで立ち直ってくれた」。加藤和師は愛馬の奮闘をたたえながら、静かに口を開いた。
悪夢は桜花賞の最終追い切り後に訪れた。洗い場で脚をぶつけ、右後肢蹄球部を負傷。翌日は脚をつくことすらできなくなり、無念の回避を決断した。その後は回復具合をみながら、調教を開始。「先週、今週と速いところをやって爪の状態がどうか。表向きに良くなっていても、中が本当に良くなっているか」を入念にチェック。追い切りを終えた2日の午後に装蹄師、獣医師2人の意見も仰ぎ、“問題なし”との結論に達した。
「まだ爪は100%じゃない。ただ90%以上のところには持ってきた。チューリップ賞を使うのと同じくらいの感じかな」。完調ではないとはいえ、後の桜花賞馬ジェンティルドンナや2歳女王ジョワドヴィーヴルを子ども扱いした一戦と同様の出来。それならば自然と期待は膨らむ。
トレーナー自身は開業8年目でのG1初出走。騎手時代に何度も経験した大舞台への思いを聞かれると、次のように返答した。「僕のなかでは“G1”とは、オークスやダービーのような昔からあるレースのことなんだ」。結果次第では中1週でのオークス(5月20日・東京)参戦も検討される。まずは府中コースでの牡馬斬りを決め、再び踏み出した夢への第一歩を刻む。
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