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「NHKマイルC・G1」(6日、東京)
悲願のG1初制覇へ、圧巻のパフォーマンスを見せた。3戦無敗のカレンブラックヒルが2日、栗東CWで強烈な最終デモ。3頭併せで僚馬を1秒以上追走すると、水分を含んだ馬場も関係なし。ラスト1F12秒2と抜群の脚を披露し、半馬身先着を決めた。重賞初Vを決めたニュージーランドTの勢いそのままに、無敗で3歳マイル王の座に就く。
雨をも切り裂く強烈な末脚だった。3戦全勝のカレンブラックヒルは秋山を背に栗東CWへ。向正面でパートナーのサンライズマハティとメトロファルコン(ともに3歳未勝利)は、ともに1秒以上前方にいた。コーナリングで徐々にその差を詰めるが、直線に向いても、まだ3、4馬身のビハインド。真価を発揮したのはここからだった。
鞍上が手綱をしごくと“獲物を見つけた虎”のようにギアを一段上げて猛追。ステッキが入ることはなかったが、軽快な脚さばきで一気に距離を詰め、ゴール手前で僚馬をとらえて半馬身先着。6F81秒0‐38秒4‐12秒2は、水分を含んだ馬場を考えれば超のつく優秀さ。主戦も「抜かすと遊ぶところがあるので、最後にかわす感じで。いい動きだった。きょうの追い切りで、馬もレースが近いことを分かってくれたはず。スイッチが競馬モードに入ったと思う」と合格点を与える。
デビュー前から、素質を高く評価していた一頭だ。「新馬戦の前に調教に乗せてもらって“うわっ!いい馬”と思った。その後もイメージ通りに走ってくれた。2戦目は意識的に控えて馬が少しやる気になったが、本当に乗り味もいいし、操縦がしやすい。心配事もない。信頼しています」。自らの期待に、重賞Vを含む3戦無敗で応えてくれた頼もしい相棒。G1で相手は一気に強化するが、自信を持って臨む。
秋山自身、97年のデビュー以来、今回が55回目のG1参戦となる。「チャンスをくれた関係者に感謝したい。今のところは何も考えていないので、そこまで緊張はしていないけど、当日は緊張もすると思う」。悲願のタイトル獲得を強く意識できる有力馬で挑むことへの思いを口にした。
人馬、厩舎いずれもG1初制覇がかかる。「デビュー前からG1を勝ちたいと思っていた。チャンスはあったけど、勝てなかった。勝ちたい思いは強いですね」と言い切った。期待と重圧を胸に大一番へ臨む鞍上。こん身の騎乗で、史上2頭目となる無敗の3歳マイル王へと導く。
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