ファンキー加藤 町おこしでもW不倫謝罪

 集まった多くのファンに頭を下げるファンキー加藤=吉野山ふるさとセンター(撮影・持木克友)
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 アンタッチャブル・柴田英嗣(40)の元妻とのW不倫を認めた歌手のファンキー加藤(37)が8日、奈良県吉野町の「町おこしイベント」に参加した。町おこしに奔走する覆面歌手を演じた主演映画「サブイボマスク」(11日公開)の企画で町に元気を届けるはずが、冒頭で騒動を謝罪、逆に地元住民から温かい声援で励まされた。多くの報道陣も詰めかけ、山あいの静かな町は想定外の“町おこし”で盛り上がった。

 足利尊氏に追われた後醍醐天皇が南朝を開いた山中の静かな町に、マスコミに追われる?男がやって来た。町おこしに協力するはずが、大スキャンダルが発覚。会場には地元住民やファンら約500人の他、大小5台のテレビカメラが並ぶなど多くの報道陣が集まり“大盛況”だ。

 冒頭、加藤は万雷の拍手にも神妙な顔つき。しばしの沈黙後、「お騒がせいたしまして本当に申し訳ありませんでした。そんな中ご来場いただき、ありがとうございます。誠心誠意、頑張らせていただきます」と頭を下げた。場内からは拍手と「頑張れ!」「いいぞ!」という励ましの声が飛び、立場逆転のイベントとなった。

 吉野町によると、開催が危ぶまれるも町側が決行を希望。担当者は「応援してあげないといけないという気持ちもあった」と明かす。桜の名所である吉野には有名人がお忍びでやってくることもあるというが“渦中の人”が報道陣と来たことは「あまりないですね」と苦笑。「町が盛り上がり、商店街の団子が1本でも多く売れれば」と迎え入れた。

 源義経も一時、吉野に身を隠した。北岡篤町長は「吉野は古来から逃げてきた方を受け入れ、心をいやしてきた土地」と意味深スピーチ。トークやミニライブなど1時間のイベント終了後、再びあいさつした加藤は「関係者の皆さま、吉野町の皆さま、そしてファンキー加藤を…」と言いかけ絶句。会場から「大丈夫!」「頑張れ!」と励まされ、涙声で「少しずつ頑張っていきます」と語った。

 11日に都内で行われる初日舞台あいさつには加藤、サッカー日本代表の長友佑都選手(29)と交際中の平愛梨(31)ら出演者が登壇予定。対照的な道を歩む加藤と平は、何を語り合うのか…。

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