植草克秀告白、ジャニー氏から代役指令

 少年隊の植草克秀(49)が18日、KinKi Kids・堂本光一(36)主演ミュージカル「Endless SHOCK」の大阪・梅田芸術劇場公演(30日千秋楽)に、17日の左肩骨折で休演した女優・前田美波里(67)の代役で出演した。

 09~12年まで前田と同じオーナー役を演じていた植草は3年ぶりの「-SHOCK」で熱演。午後1時から全員で舞台げいこを行い、本番へ。ブランクを感じさせない演技で無事に終えた植草は、「すごい緊張したよ」と胸をなで下ろした。

 カーテンコールでは緊急出演の裏話を明かした。17日夕方、ジャニー喜多川社長(83)から電話があったという植草は「ジャニーさんから電話がありました。『YOUね、ちょっとSHOCK出ちゃいなよ。僕、本当にマジで言ってるんだよ。YOU、出ちゃいな』。そっからですよ。昨日から一睡もしてません」と社長の猛プッシュに苦笑いしながら、徹夜で本番に間に合わせたことを明かした。

 先輩の代役出演で公演を乗り切った堂本は「美波里さんの気持ちものせて今日はステージに立つことができました。何よりも、通しリハーサルもせず、ここまでやってくださった植草さんには本当に感謝しています」とお礼の言葉を述べた。

 続けて堂本は「(前田さんから)『くれぐれも植草さんにはごめんなさいとお伝え下さい』とメールが来ました」と伝言。前田と過去に共演経験があった植草は「僕のお母さん役として東宝でやった舞台なんですけど。俺1回、せりふがばっと飛んじゃったことがあって、その時に全部美波里さんに投げちゃったことがあるんですよ。俺は本当にご迷惑をおかけしている。美波里さんのためなら一生懸命やりますから」と恩返しの完走を誓った。

 前田は17日、昼の部の出演準備のためホテルから劇場に向かう途中、転倒して骨折。痛みをこらえて昼夜公演を務めたが、18日からの大阪公演と10月博多座公演は休演となった。

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