ライアン・ゴズリング スタントマンのためのアカデミー賞新部門設立を訴える

 俳優のライアン・ゴズリングが、アカデミー賞でスタントパフォーマーの活躍を称える新たな部門が設立されることを求めている。撮影現場で俳優に代わってアクションシーンを演じるスタントパフォーマーたちの仕事に焦点を当てた主演新作『フォールガイ』で自らもスタントマン役を演じているライアンは先月30日(火)にロサンゼルスで開催されたプレミアで、デッドラインにこう説明した。「ショービジネスで彼らが一番の働きものだ。この映画は、スタントたちにアカデミー賞を与えるための巨大なキャンペーンなんだ」「僕たちはこれらの映画の顔だけど、本当はクルーたちが映画を作っていて、これは彼らへのラブレターだ」

 そんなライアンは以前、BBCのインタビューで、スタントマンたちへの敬意の気持ちをこう語っていた。「彼らは僕たちと同じような服を着て、僕たちのために危険なことをしてくれる。代わりに殴られ、身の危険をさらしてくれる」「彼らも役を演じ、同じ組合に所属する俳優だ。でも彼らは顔を隠し、物陰に消え、誰もそこにいなかったことにする」「仕事がうまくなればなるほど、ある意味で消えていく。それは今終わるんだ。僕たちは脚本を放り出すんだよ」「彼らは誰よりも危険を冒している。彼らの仕事は芸術であり、メイクや衣装や他の何かと同じようにデザインされているんだ」

 一方、同新作で共演したエミリー・ブラントも同感のようで 「彼らはこのために訓練を積んできて、言葉で言い表せないほどの勇気がある。スタントパフォーマーには生来の謙虚さがあるから、自分たちがしていることを宣伝する必要性を感じないんだと思う。でも、そろそろそうするべきだと思うわ」と語っていた。

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