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爆笑問題・太田光、小説家デビュー作は「水嶋ヒロでひどいことになった」

 小説『文明の子』の発表記者会見でギャグを連発する爆笑問題の太田光=東京都内のホテル(撮影・開出 牧)
 【2012年1月22日付デイリースポーツ紙面より】
 爆笑問題の太田光(46)が21日、都内で自身が書き下ろした小説「文明の子」(ダイヤモンド社)の出版会見およびサイン会を開いた。10年の「マボロシの鳥」に続く2作目の小説だが、「浅田真央ちゃんが(エッセー本を)やめてくれてよかった。前回は水嶋ヒロ(の小説家デビュー)でひどいことになった」と、出版ネタを交えPR。内容も東日本大震災を受け、戦後日本の文明進化の肯定をテーマにしており「次回の直木賞は、ぜひいただきたい。本屋大賞も取りたい」と賞取りも宣言した。

 2作目の小説の出版会見も、太田らしい爆笑を振りまいた。

 冒頭から「隠し子騒動でご迷惑かけました」と宮根誠司(48)の騒動を連想させるあいさつ。その後も絶口調で、フィギュアスケート・浅田真央(21)のエッセー本の発売中止を持ち出し「真央ちゃんがやめてくれてよかった。前回(デビュー作「マボロシの鳥」)、水嶋ヒロでひどいことになった。またポプラ社かと!」と、一昨年水嶋ヒロ(本名の齋藤智裕名義)とデビュー小説の出版が重なり、話題を持っていかれたことにボヤキ節。さらにサイン会では「10年以上やってない。AKB48になった気分」ととびっきりの笑顔を見せた。

 とはいえ、小説の内容については大マジメ。構想に2年かけ、短いものをコツコツと書きためた。1年前から本格的に書き始めたが昨年3月の東日本大震災で内容を大幅変更したという。「昨年はいろいろあった。戦後の日本が作ってきた文明が否定されつつある。でも、表現者としては肯定したい。今現在起きていることを正直に真正面から作品にしている」と口調を強めた。「手応えはある」と自信をみなぎらせた太田。「目標は140万部。直木賞、本屋大賞を狙います。これまで100冊以上、本を出しているけど何の賞をもらっていない。この辺でハクつけたい」。笑いながら言った言葉だが、瞳はマジだった。

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