９日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」では、寅子（伊藤沙莉）が高等試験（司法試験）の２次試験の直前に、「６日も早く」月経がきてしまうというアクシデントが描かれた。

　この日の「虎に翼」では、寅子らが２回目の試験に臨む。香淑（ハ・ヨンス）、涼子（桜井ユキ）、そして試験直前で離婚届を突きつけられ、試験会場に来なかった梅子（平岩紙）の分までと、寅子らは試験に向かう。

　１次の筆記試験は寅子、よね（土居志央梨）、轟（戸塚純貴）、そして優三（仲野太賀）らが合格。２次の口頭試験に向けて全員が準備をしていく。

　そんな時、試験直前、寅子の表情が一気に曇る。「いつもより６日も早く月経がきてしまいました」のナレーションが。寅子は生理痛が酷く、４日も寝込んでしまうほど。それでも試験はやってくる。女子部時代によねから教えてもらった「月のものに効くツボ」を必死に押して試験に臨むも、生理痛の影響は隠せず、寅子は帰宅すると自室で泣きじゃくってしまう…。だが結果は合格。女性初の弁護士が誕生した瞬間だった。

　女性ならば誰もが経験する痛みが人生の大一番でやってきてしまう無情。ただ、ネットでは、痛みのために、いつもの勝ち気な寅子の口調が出なかったことが、実は面接官に好印象を与えたのではないか？との声も。

　「寅子が生理痛ゆえにいつものパキパキした物言いができなかったことが、試験官に女性らしい大人しい印象を与えて試験結果に良いほうに影響したのだったとしたら、なんて皮肉…」「よねさんの不合格、おそらく生理痛でいつもの調子でなかった寅子が好意的に捉えられたのではないか、考えさせられる当落」「生理痛でおとなしい寅子だから合格したのでは。と言う考察を見つけて（そうかもしれないと思い）暗澹たる気持ちになっている」などの声が上がっていた。