ガーシー議員への懲罰提案 通常国会召集日も欠席、いまだ登院ゼロ 自民動いた!

 NHK党のガーシー参院議員
 参院本会議を欠席したガーシー氏の氏名標
2枚

 無許可で海外に滞在したまま一度も登院していないNHK党のガーシー参院議員に対し、自民党の野上浩太郎参院国対委員長は23日、立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長と国会内で会談し、懲罰動議を出したいと提案した。斎藤氏は持ち帰り、他の野党と協議する考えを伝えた。

 ガーシー氏は昨年の臨時国会中、海外に滞在。海外渡航届を提出したが、参院は許可しなかった。通常国会召集日の23日も欠席。3月に帰国し、登院する意向を示しているが、与野党からは懲罰を求める声が出ていた。

 国会法は、会期末かその前日に懲罰に当たる事案が起きた場合、次の国会の召集日から3日以内に懲罰動議を提出できると定めている。ガーシー氏は昨年12月10日の臨時国会会期末も登院しておらず、自民は懲罰に相当すると判断。動議の提出期限は1月25日。

 参院で懲罰が科されることになれば、2013年に無許可で北朝鮮を訪問した日本維新の会のアントニオ猪木氏が30日間の登院停止となって以来となる。

 また、この日、参院議院運営委員会(石井準一委員長)は理事会で、NHK党の浜田聡政調会長を呼び、ガーシー氏の速やかな帰国と登院を求める文書を渡した。文書は、国会法の規定で議員は召集日に国会に出席しなければならないと指摘。「速やかに帰国の上、登院することを求める」とした。

 浜田氏は「ガーシー氏の意思を尊重したい。3月に帰国するとしており、現時点では登院できないと返答しようと思う」と述べた。

 ガーシー氏は昨年7月の参院選で当選後もアラブ首長国連邦(UAE)などに滞在。与野党で反発が広がっている。

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