官僚トップは年収2300万円 山口真由氏「東大同期と比べると…」

 東大卒の元財務官僚で弁護士の山口真由氏が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、官僚の悲哀を語った。

 この日、菅首相の長男らからの会食接待を受けていたとされる山田真貴子内閣広報官が入院し、辞職願を提出したと報じられた。

 番組では官僚の給与についても解説。トップの事務次官は年間約2300万円、局長1800万円、50歳ほどで到達する課長で1300万円、25歳の係員では320万円とした。同局の玉川徹氏は「『同じ大学の同期と比べたら低いな。だから天下りで取り返すんだ』ってなっちゃう。だから給料も考えた方がいいと思う」と持論を展開した。

 続けて山口氏は官僚時代に「満足なお金をもらってる」と大きな不満はなかったと説明した。ただ「東大の同期とごはんを食べる時、恐る恐るお店のリンクを開けて『あ、きょうの予算これだけか』とフッとため息をつく瞬間」があると告白した。同期がタクシーで帰宅するのを見ながら「『タクシーで帰るお金がないな』と思う時のあのみじめな感じ、あれが厳しくて…」と振り返った。

 当時は官僚バッシングも厳しく「自分の仕事を誇ることもできないみじめさがすごくありました」と胸に抱えていた思いを吐露。多くの官僚は国のために踏ん張っていることを伝えた。

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