菅田将暉 世界的人気映画「CUBE」で海外リメーク初挑戦「謎だらけでした」
1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督の映画「CUBE」がリメークされ、俳優・菅田将暉(27)が主演を務めることが1日、分かった。
謎の立方体に閉じ込められた男女6人の脱出を描く密室サスペンスで、タイトルは変わらず「CUBE」として10月22日に公開される。オリジナル版は世界的人気を誇りシリーズ化された。これまでに模倣作品も作られたが、初のナタリ監督公認リメークとなる。
菅田にとって海外作品リメーク初挑戦。日本版には他に、杏(34)、岡田将生(31)、吉田鋼太郎(62)、斎藤工(39)、田代輝(13)が出演する。清水康彦監督がメガホンをとり、ナタリ氏もクリエーティブ協力として製作に携わった。
撮影は昨年10~11月に行われた。菅田が演じるエンジニアをはじめ役柄はバラバラだが、オリジナル版と同様、おそろいの囚人服のような役衣装。コロナ禍で来日できなかったナタリ氏だが、立方体セットなどについて提案し、何度も映像チェックを行ったという。
菅田は「撮影しながらも頭の中には謎だらけでした。映画というよりは演劇的空間の中で、共に過ごした演者のみなさんとは奇妙な連帯感がいつしか芽生えていました」と回想。世界を魅了した奇抜な設定に、「実験的なエンターテインメントを楽しんでもらえたら」と願っていた。