杉田水脈議員 否定一転…「嘘」発言認め謝罪 意図釈明し「今後も表現に気をつけ励む」

 自民党の杉田水脈衆院議員(53)が、党会合で性暴力被害を巡り“女性はいくらでもうそをつける”との主旨の発言をしたとの指摘を受け、これを否定していた件で、1日、ブログに新規投稿し、確認したところ当該発言はあったと従来主張を訂正し、謝罪した。ただし「女性を蔑視する意図はまったくございません」と釈明した。

 杉田氏は9月30日に党本部への呼び出しを受けた際、下村博文政調会長から真意が伝わる説明をするよう注意を受けたとしたうえで、ブログで説明するとしていた。

 この日に「件の内閣第一部会・内閣第二部会合同会議に於ける私の発言について」と題して新規投稿。9月26日付のブログ記事で、指摘を受けている「女性はいくらでも嘘をつく」との旨の発言は行っていないと否定していたが、これを訂正するとした。

 「件の内閣第一部会・内閣第二部会合同会議において私は大変長い発言をしており、ご指摘のような発言は行っていないという認識」だったが、「今回改めて関係者から当時の私の発言を精査致しましたところ、最近報じられている慰安婦関係の民間団体の女性代表者の資金流用問題の例をあげて、なにごとも聖域視することなく議論すべきだと述べる中で、ご指摘の発言があったことを確認しましたので、先のブログの記載を訂正します。事実と違っていたことをお詫びいたします」と説明、謝罪した。

 ただし発言趣旨は「民間委託の拡充だけではなく、警察組織の女性の活用なども含めて暴力対策を行なっていく議論が必要だということ」とし、「女性を蔑視する意図はまったくございません」と釈明した。

 また「嘘をつくのは性別に限らないことなのに、ご指摘の発言で女性のみが嘘をつくかのような印象を与えご不快な思いをさせてしまった方にはお詫び申し上げます」とも謝罪した。

 そのうえで「女性であろうと男性であろうと、暴力や性犯罪は、人間の尊厳を踏みにじる許されない犯罪であり、私自身もひとりの人間として、啓発、相談や警察・司法の関与など、様々な方法で撲滅していくべきだと考えております」と記した。

 今後も「表現や言い回しに気をつけて自由闊達な部会の場で有権者の皆様の声などをしっかりとお伝えし、より良い政策の立案に励みます」とした。

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