安田純平氏 敵基地攻撃示す安倍首相に辞任理由との矛盾指摘「判断するべきではない」

 内戦下のシリアで約3年4カ月拘束され、2018年10月に解放されたジャーナリストの安田純平氏が1日、ツイッターに新規投稿。安倍晋三首相が在任中に敵基地攻撃能力保有の方向性を示す意向を固めたと報じられたことを受け、体調のために「政治判断を誤ることがあってはならない」という辞任理由との矛盾を指摘し「国のあり方まで変える案件を判断するべきではない」と苦言を呈した。

 安田氏は「『病気と治療を抱え、体力が万全でないという苦痛の中、大切な政治判断を誤ること、結果を出さないことがあってはならない』という理由で辞任するのだから、こんな国のあり方まで変える案件を判断するべきではない」と批判した。

 さらに、同氏は連続投稿。「体制維持しか頭にない北朝鮮が日本に攻撃してくるとしたら、米軍にすでにやられてやけくそ状態の最後っ屁であり、どんな武器でも抑止効果など期待できない。中国が本当に攻撃してくる気なら千単位万単位で自国民が死んでも気にしないから基地攻撃能力くらいで抑止はできない」と自身の見解をつづった。

 安倍首相は敵基地攻撃能力保有の方向性と共に、秋田と山口への配備を断念した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画の代替案の考え方も同時に打ち出すと報じられ、次期自民党総裁が選出される前の9月前半に国家安全保障会議(NSC)を開き、安全保障政策の新方針に向けた協議推進を確認する見通しだ。

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