安倍首相 アベノマスク中止を拒否!延々と効能語りヤジ怒号「国難ですよ!」

 新型コロナウイルス対策などに関連する補正予算案を審議する衆院予算員会が28日、開かれた。立憲民主・大串博志議員が政府配布の布マスク(俗称アベノマスク)に関して、不評かつ不良品回収騒ぎなどでまだ4%の配布率であることを指摘し、執行を止めて、予算466億円を生活救済に回すべきと提案した。安倍首相は拒否した。

 安倍首相は「介護施設や学校には相当量を配布し、それなりの評価をいただいている」「十分ではないかもしれないが、まずは2枚を手元に置くことでご安心いただく。またマスク市場に対するインパクトはあり、値崩れを起こす効果にもなっていること評価する人もいる」「布マスクとの併用が進むことで全体としてマスク需要拡大をしのげるのではないかとの話もいただいており、こうした効果が出てくることを待ちたい」と述べた。

 アベノマスク配布の必要性を巡る審議は紛糾。配布を決めた経緯を問われると、安倍首相は従来に述べてきたマスク不足状態を繰り返した後に、「布マスクはせきなどによる飛沫の飛散が…」と布マスクの効能を延々と語り出した。抗議の声が飛んでも、「これ大切なところです」「経緯というからには有効性を説明するのは当然」「わたしが答弁している最中だ」と譲らず、議場はヤジや怒号が飛び交った。

 大串議員は「時間稼ぎはやめてください。延々関係の無いこと。今は平時じゃない、国難ですよ。なにを私にヤジってるんですか。466億円使ってマスク配ることが本当にいいのか。学費や生活費を支援をして欲しいと思ってる子どもたちがいるから言ってるんですよ」と抗議した。

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