乳がんの闘病のため芸能活動を休止していた元プロレスラーでタレントの北斗晶（４９）が２９日、ＴＯＫＹＯ　ＭＸ「５時に夢中！」（月～金曜、後５・００）に生出演。１年２カ月ぶりに仕事復帰した。北斗は冒頭「おかげさまで、元気に帰ってきちゃいました！」と大声で復活を宣言。放送終了後には報道陣の取材に対応した上で打ち合わせの現場に急行するなど、完全復活間近を感じさせた。

　歯切れの良いコメントで世の中を斬る“鬼嫁”が、１年２カ月ぶりに帰ってきた。冒頭、ＭＣのふかわりょう（４２）から「北斗さん、お帰りなさい。今のご気分は？」と振られると、「ただいま帰りました！皆さんご心配とご迷惑をおかけしましたが、おかげさまで元気に帰ってきちゃいました！」と大声で返答。花束を贈られると「ありがとう！」と笑顔を弾けさせた。

　闘病中は抗がん剤治療の影響で髪が抜けるため、トレードマークだったストレートのロングへアをバッサリ切り、丸刈りにしていた北斗。この日は髪も伸び、ベリーショートをジェルで整えたスタイルだった。久々の復帰で感慨に浸るかと思いきや、軽快なトークは休養前と変わらず。ふかわは「北斗さんの楽屋がうるさい、うるさい」と、本番前からハイテンションだった様子を伝えた。

　今後の出演に関しては未定だが、来週火曜のコメンテーターが夫・佐々木健介（５０）と発表されると、北斗は「知らないよ～（自分は）声かけてもらえなかったんだから」と、すぐにでも完全復帰したい様子。ふかわの「体調と相談しながらですか？」の問いに「体調はばっちりよ。また来ます」と即答した。

　スタジオの外にはファン約２０人が集結。北斗が放送を終え、姿を見せると、拍手と「お帰り！」の歓声で出迎えた。笑顔の北斗は待ち受けた報道陣に対応。「楽しかったです」と仕事復帰を振り返り、今後の治療については「もう薬の治療を、５年、１０年続ける感じで…。先生の指示に従って」と話した。

　その後は打ち合わせのため、足早に車に乗って局を後に。早くも“分刻み”のスケジュールをこなし、体調の不安は一切感じさせなかった。