福田こうへい、早朝の東北地震を心配…紅白には「そわそわ」

 歌手の福田こうへい(40)が22日、東京・中央区の築地場外市場で、来年2月に東京・明治座で行う「福田こうへい特別公演」(10-27日)のPR会見を実施。この日早朝に東北地方で起こった地震の影響を心配した。

 福田は岩手出身で、11年3月の東日本大震災で被災。知人や親戚を亡くしており、「(震災の)経験者としてはね…」と沈痛な表情。この日は東京の自宅で地震に遭遇したが、「すぐに(東北を)思い浮かべましたよ」という。

 午前6時ごろという早朝だったが、「ちょうど地震が来る直前に目が覚めて…」と話した福田。「震災の当初は地元にいましたが、今回は大丈夫かなと感じた。でも避難しなきゃ行けない場所に住んでる人たちが一番心配でしたね。(津波が)来るか来ないかわからないとしても、来ないと思って逃げないわけにいかない。震災の直後は、ちょっとした地震でもビクビクして避難してましたから…」と言葉を絞り出した。

 明治座公演は東京では初となる座長公演。芝居とコンサートの2部構成で、第1部の芝居「母ちゃんの浜唄」は1960年代が舞台で、岩手県から集団就職で東京に出てきた若者を描いた作品。福田は「自分の生い立ちに似ているので、気持ちが入りすぎて、お客さんより早く自分が泣かないようにしないと」と話した。

 前所属事務所との係争により、2年5カ月ぶりとなった8月発売の新曲「北の出世船」は、出荷10万枚を突破する大ヒット。2年ぶりのNHK紅白歌合戦への期待も高まるが、「こればかりは連絡いただくまでそわそわしてますね」と笑いつつ、「2回ほど紅白の場に立たせていただいた興奮と、テレビに出るのを待って下さってるファンの皆さんや地元の皆さんがたくさんいらっしゃるので、恩返ししたいですね」と意気込みを示した。

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