高樹容疑者、12年に石垣島移住 宿泊施設、カフェなど経営
元女優の高樹沙耶容疑者(53)=本名・益戸育江=が25日、沖縄県石垣市の自宅で乾燥大麻を数十グラムを所持していたとして、大麻取締法違反の疑いで関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。高樹容疑者は容疑を否認している。高樹容疑者と同居していた男性2人も逮捕された。高樹容疑者は医療大麻の推進を訴え、今夏の参院選では新党改革から東京選挙区に出馬し、落選していた。
12年に石垣島に移住した高樹容疑者の自宅は、市街地から車で30分ほどの住宅が点在する場所にある。
平屋建てで、草木が生い茂る敷地内では、家庭栽培を行っていた様子で、露天風呂も設置し、一部ガラス張りで、人体解剖のポスターや人魚などの絵を飾っている物置風の小屋も隣接。高樹容疑者らが連行された後は、周辺に報道陣が集まったが、室内からは犬の鳴き声が聞こえるのみで、街灯が皆無とあって太陽が沈むと、一帯は漆黒の闇だった。
市内に住む男性は、「大型スーパーでよく見かけました。いつも1人で、タンクトップに短パン。化粧っ気はなく、日焼けをされていてもキレイでしたよ。DIYコーナーで木材を買われてたので、日曜大工をするのかなと見てました」と証言した。
自宅は200坪で4年前に1000万円で購入。母屋は築20年以上を経た簡素な作りで、居間にはテレビもない生活。普段はノーメークで生活していることをテレビなどで明かしている。
自宅から車で15分離れたところで、宿泊施設「浮世離れ」とカフェを経営。この日は、入り口に「CLOSE」の看板が掲げられ、受付の建物は明かりがともったままだったが、人けはなかった。
宿泊施設は、移住後、ジャングルだった1500坪の土地を購入し、今回共に逮捕された同居男性2人の協力を得て3年がかりで完成させたもの。自給自足をウリに、宿泊料金は1泊約3万円。高樹容疑者によると、月に10組ほどが泊まり、売り上げは約30万円ほどあったという。