カープ平均視聴率、広島地区で驚異的な数字 32年ぶり日本一なら歴代最高更新も

 プロ野球日本シリーズ「広島-日本ハム」の第1戦・22日、第2戦・23日の広島地区での平均視聴率がいずれも53・8%だったことが24日、わかった。メディアの多様化が進む中、驚異的な数字。今年のリーグ優勝(9月10日、巨人戦)の試合は、広島地区歴代2位の平均60・3%を記録したが、32年ぶり日本一を達成すれば、視聴率はどこまで上昇するのか、注目される。(視聴率はビデオリサーチ日報調べ)

 日本シリーズの第1戦の22日はRCC(中国放送)で中継され、第1部(午後6時~6時35分)が平均35・5%、第2部(午後6時35分~10時20分)が53・8%。瞬間最高は午後9時34分の61・8%だった。

 第2戦の23日はTSS(テレビ新広島)で中継され、同じ53・8%。瞬間最高は午後9時35分で63・6%をマークした。

 TSSでは1986年10月12日、広島のリーグ優勝の際のヤクルト戦が平均63・5%を記録しており、過去の広島地区全局を通じた平均視聴率でも歴代最高記録。同局の広報担当者は「日本一がかかれば60%はいくでしょう」と分析した。

 第3、5、7戦を中継予定の広島ホームテレビの担当者は「カープが日本一となれば、今年のリーグ優勝時と同じくらいか、さらに上の歴代最高更新も期待できる」と天井知らずの高視聴率に期待が集まっている。

 日本シリーズ第1戦(22日)の試合時間は3時間39分。延長放送の影響で、生中継したTBS系のその後の番組は、80分遅れでのスタートとなった。

 「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜、後10時)は午後11時20分からの放送となり、レギュラーとして生出演するビートたけしは「どうしてこうしぶといかな、テレビ局ってのは。時間が来りゃカットしなさいよ」「もう寝てる時間だよ」とぼやいた。

 しかし、安住紳一郎アナウンサーが「(試合を)最後まで放送するのか、野球ファンは(いつも)やきもきしていると思いますが、日本シリーズにいたっては、心配無用となっております」「プレーボールの1球から勝利監督のインタビューまでを放送するのが取り決めとなっています」と説明し、フォロー。日本シリーズ中継には、ペナントレースとは違う、放送局間での取り決めがある。

 関東地区の今シリーズ平均視聴率は22日がTBSの18・5%(2部構成の第2部)、23日がフジテレビの13・8%。関西地区は22日がMBSで第2部22・2%、23日がカンテレで17・2%だった。

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