ザ・フーの完全未発表曲3曲発見…デビューアルバム超豪華版に収録

ザ・フー「マイ・ジェネレーション」のジャケット
ザ・フーのピート・タウンゼント
ザ・フー「マイ・ジェネレーション」スーパー・デラックス・エディション
3枚

 ビートルズ、ローリング・ストーンズ、キンクスと並び“四大ロックバンド”と称される英国出身の超大物、ザ・フーのデビューアルバム「マイ・ジェネレーション」のスーパー・デラックス・エディションが11月18日に全世界同時発売されることが16日、明らかになった。3曲の完全未発表曲などの貴重音源が満載で、大きな話題を呼びそうだ。

 「マイ-」は1965年12月発売。全英5位とヒットし、当時、英国を席巻していた若者文化「モッズ」を象徴する歴史的な名盤となった。

 2015年、ギターでメイン・ソングライターのピート・タウンゼント(71)が、自身の保管するテープの中から「マイ-」のために用意した未発表のデモを発見。完全未発表曲「ザ・ガールズ・アイ・クッド・ハヴ・ハド」「アズ・チルドレン・ウィ・グルー」「マイ・オウン・ラヴ」も含まれていた。

 CD5枚組の本エディションは、この3曲に加え、未発表デモ6曲、未発表音源15曲を含む全79曲。CD2はオリジナル・アルバムを14年にステレオリミックスしたものの初CD化で、タウンゼントは当時と同じギターとアンプ、ボーカルのロジャー・ダルトリー(72)は同じタイプのマイクを使用した。

 また、80ページのブックレットと当時のチラシ、ポスターなどの復刻アイテム6点が封入され、日本盤のみ当時の日本盤シングル「アウト・イン・ザ・ストリート」の復刻ジャケットも封入される。

 タウンゼントは「52年も前にレコーディングしたテープに耳を傾けるのはすばらしい経験だった。あのデモは無邪気で、純粋で、まっすぐで、一切の虚飾は感じられない。その率直さは自分自身と、周囲の者たちの成長を求めて奮闘する若者の姿を浮き彫りにしている」と感慨深げ。

 当時のフーを「この連中は実にたくましく、才能にあふれ、若々しく、魅力的だった-本当に最高のグループだったと思うね!」と振り返っている。

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