山田洋次監督&今井翼、“フランス版寅さん”でタッグ再び

 タッキー&翼の今井翼(34)が、山田洋次監督(85)が脚本・演出を手掛ける音楽劇「マリウス」(2017年3月6~27日、東京・日生劇場)に主演することが16日、分かった。山田氏が手がけた映画「男はつらいよ」の下敷きになったフランスの国民的人情喜劇「マルセイユ三部作」が原作。2人は13年11月の舞台「さらば八月の大地」以来、3年4カ月ぶり2度目のタッグで、山田氏の舞台演出も同作以来となる。

 “フランスの寅さん”ともいえる人気喜劇に挑戦する。

 巨匠の演技指導を再び受ける今井は「(山田監督と)ご一緒させていただける時間は宝物。芝居を学べる事に感謝して、しっかり務めます」と表情を引き締める。山田監督も「翼君の得意な歌やダンスも盛り込んで音楽劇として上演する。さらに彼の魅力を引き出せる」と再会と活躍に心を躍らせている。

 原作のマルセイユ三部作は、山田監督が“男はつらいよシリーズ”を生み出すきっかけになった、フランスの人気作家マルセル・パニョルによる戯曲。現地で舞台化されるとロングランとなり、映画も公開された。寅さんのごとく、フランス国民に愛される国民的人情喜劇だ。

 1967年に三部作の一つを原作に映画「愛の讃歌」を手がけた山田監督は、「実は寅さんシリーズは、マルセイユ三部作と日本の落語が下敷き。いつかこの作品を演出したいと思っていましたが、今回その願いがかなったので夢と期待に胸躍る思い」と喜んだ。

 今作は三部作のうち「マリウス」「ファニー」の2作を原作として上演する。マルセイユの港町を舞台に、船乗りとして航海を熱望するマリウス(今井)と女優・瀧本美織(24)演じるマリウスの恋人・ファニーの恋の行方が描かれる。

 ほかに、俳優・柄本明(67)がマリウスの父親セザール役、落語家の林家正蔵(53)がファニーの結婚相手パニス役に決まった。

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