福山雅治は懲役刑求める コンシェルジュ侵入事件初公判

 歌手で俳優の福山雅治(47)が住む都内マンション内の自宅に合鍵を使って侵入し住居侵入罪に問われた同マンションの元コンシェルジュ、宮本万里子被告(48)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。宮本被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、検察側は懲役1年を求刑、弁護側は執行猶予を求めて即日結審。調書によると福山は「事件前と同じ生活が送れなくなった。きちんと懲役刑を受けてほしい」と求めている。判決は28日。

 生々しい犯行状況が明らかにされた。調書によると、宮本被告は5月6日の勤務後に一度帰宅してサングラス、帽子、手袋で変装。職務上、手に入れることのできた合鍵を使い、留守を狙って午後8時23分に侵入した。

 ところが、福山の妻で女優の吹石一恵(33)が同26分に帰宅。靴をはいたままキッチンのテーブル付近にいた宮本被告は、吹石と鉢合わせし「すいません、違いますから」と吹石の横を抜けて玄関から外に出た。吹石はエレベーター前まで宮本被告を追いかけ「どなたですか?」と質問。宮本被告は「すいません。大丈夫です」と応え、逃亡したという。

 吹石は調べに対し「帰宅したら鍵が開いており、廊下の向こうから知らない女性が来て怖いを思いをした。今も不安な日々を過ごしている」と供述。吹石は第1子を妊娠中だけに、福山も「犯人がコンシェルジュと聞いて驚き、恐怖を感じている」と述べ、「妻が感じた恐怖は計り知れない。厳しい処罰を望んでいる」という。

 犯行後、宮本被告は髪をショートカットにするなど工作。福山の影響でギターを趣味にしているといい、被告人質問では「衝動的にギターを見たい気持ちが高まってしまった。自分の精神的なものが壊れてしまった」と涙声で動機を説明した。

 宮本被告は厚めのメークと赤紫色の口紅が印象的な“美魔女”。大卒後に千葉県の婦人靴会社に勤務し、2009年に福山の曲を聴いて「歌が心に深く染みたことでファンになった」という。以後、テレビ局などの出待ちを15、16回繰り返す追っかけを開始。13年、福山のマンション近くに引っ越した。15年7月にコンシェルジュとなった際には、自ら「自宅近くの勤務先を強く希望した」という。

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