女優の武井咲（２２）が８日、教師役に初挑戦したテレビ朝日系主演特別ドラマ「瀬戸内少年野球団」（１７日放送、後９・００）の都内で行われた試写会に出席。生徒役の８人がサプライズで駆けつけ、感激のあまり涙した。

　会見終盤、野球のユニホーム姿で“教え子”が登場すると、何も聞かされていなかった武井は「ひゃー、ビックリした。元気～？かわいい～」と驚いた。クランクアップで各生徒に手紙を書いたお返しとして、感謝の言葉を受け取り、メッセージ入りボールでキャッチボールも行った。「『また会いたい』とか、たまらないですね」と涙を何度もぬぐった武井は、最後のあいさつでも「ビックリし過ぎて考えてたことが飛んじゃった」と感動の余韻に浸っていた。

　ドラマの原作は７９年に作詞家の故阿久悠さんが出版した自伝的小説。８４年に故夏目雅子さん主演で映画化された。武井は、夏目さんが演じた江坂町国民学校初等科の美人教師・中井駒子役。自ら監督を務める野球チーム「江坂タイガース」を結成し、敗戦で生きる力を失った子供に、野球を通じて夢と希望を与える役柄だった。