高畑充希が号泣「幸せでした」 「とと姉ちゃん」クランクアップ 

 女優・高畑充希(24)がヒロイン・小橋常子を演じるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜、後8・00)が25日、都内でクランクアップを迎えた。最後のシーンでは涙をこらえていた高畑だったが、「OK!」の声がかかった後、駆け寄った母・君子役の木村多江(45)と抱き合うと号泣。苦楽を共にしてきた家族が勢ぞろいする中、「私はとと姉ちゃんでいられて幸せでした。“チームとと姉ちゃん”は最高でした」と感謝の気持ちを伝えた。

 あふれるものをこらえきれなかった。ラストシーンのOKが出た瞬間、駆け寄った母親役の木村と抱き合った高畑の目から大粒の涙がこぼれた。さらに次女・鞠子役の相楽樹、三女・美子役の杉咲花に囲まれ、“家族”の中で号泣した。

 最後まで全力で駆け抜けた。54歳になった常子が、夢の中で父・竹蔵(西島秀俊)と再会し、これまでの人生を父にほめられ涙する場面。最終回(10月1日)にふさわしい感動的なクライマックスだった。

 「終わることあるんだなと。一生終わらないかと思っていた」。昨年11月の撮影開始から約10カ月で迎えたクランクアップに、素直な思いを吐露した。

 どんな作品の主演より大変と言われる朝ドラのヒロイン役。「セリフが多くて。脳みそがパンクしそうになった」と言い、「バラ色の日もあった。限界の先にいって沼に落ちた日も。いろんな日があった」と振り返った。

 “チームとと姉ちゃん”に支えられた。自身、木村、相楽、杉咲の4人を中心に、共演者&スタッフらで作品を作りあげてきた。「10カ月間。“とと姉ちゃんチーム”はしっかり見てくれていて。大切に大切にしてもらいました。このチームでやれたことが最高に運が良かった。最高のチームでした。最高の家族でした」。言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいだった。

 「私はとと姉ちゃんでいられて幸せでした。“チームとと姉ちゃん”最高でした」。声を大にした高畑の表情は、充実感がみなぎっていた。

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