スガシカオ 「夜空ノムコウ」を封印へ SMAPに感謝を込めて歌い上げる

熱唱するスガシカオ=東京・代々木第一体育館
天井を見つめるスガシカオ=東京・代々木第一体育館
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 シンガー・ソングライターのスガシカオ(50)が20日、都内で開催された音楽イベント「J-WAVE LIVE SUMMER JAM 2016」に出演し、作詞提供したSMAPの「夜空ノムコウ」を歌うとともに“封印宣言”した。

 98年にSMAPの27枚目のシングルとして発売され、100万枚を突破した「夜空-」で、スガの名は広く知られるようになった。97年に自身がデビューした直後のこと。大切に思うがゆえに、数年間は公の場でカバーしなかった逸話も残る楽曲だ。

 この日が、SMAPが解散を発表してから初のステージ。最初のMCでスガは次に歌う曲の説明として「デビューして間もないころ、知名度のなかったオレを起用してくれて、大ヒットしまして、初めて全国区になるきっかけになった曲」と切り出した。

 「いつも自分の曲でもあるのに、SMAPさんのカバーをさせてもらいますと言ってました。オレの中でSMAPさんは大きな存在。人生を変えてくれた存在。だから今日は大きな感謝を込めて歌いたいと思います」

 さらに、9月10日から始まる全国ツアーで10月21日に豊洲PITでの東京がい旋公演があることを伝え「そこでも(『夜空-』を)歌って、自分的には封印しようなんて思ってます」と吐露。やりようのない悲しみをにじませると、会場からは「え~!!!」と悲鳴があがった。

 感謝の一曲は、時に目をつぶり、胸元で手のひらを上に向け、感情を絞り出すような熱唱。悲しみはいつか消えてしまうものなのかなと歌う歌詞が解散への思いと重なるようで、奇妙な一体感に満ちた会場には大きな拍手が響き渡った。

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